兵庫県丹波市・丹波篠山市視察研修開催の報告

開催日 8月20日(水)

視察地 兵庫県丹波市山・丹波篠山市

参加者 11名(会員・非会員)
※兵庫県、大阪府、滋賀、三重県から参加

NPO法人農産物加工協会は会員・非会員の皆様と総勢11名で兵庫県丹波市・丹波篠山市に視察研修に行ってきました。

~なちゅらるはーもにー・OTOファーム・芦田ポートリーを訪問~

NPO法人農産物加工協会は、清水紀光参事(丹波ろじべじ)のコーディネートにより、丹波市内の農業現場を視察した。今回は、農事組合法人なちゅらるはーもにー、OTOファーム(合同会社ナカニシ)、株式会社芦田ポートリーの3か所を訪問し、それぞれの取り組みを学んだ。

【視察協力企業のご紹介】
1)農事組合法人 なちゅらるはーもにー
https://naturalharmonycom.wixsite.com/naturalharmony



同法人は、水稲(約19ha)、豆(約8ha)、ぶどう(約0.8ha)を生産している。水稲・豆は順調に生産量を伸ばしているが、ぶどうについては雪害によりハウスや樹木に被害を受けた経緯がある。
新たな取り組みとして、海外から輸入した黄色いバスを直売所に改装し、完熟ぶどうを販売している。今年は毎朝収穫したぶどうを地元や観光客に提供しており、好評を得ている。今後はドッグランや休憩スペースを設置し、地域住民や観光客が集い楽しめる場所として、関係人口の拡大に挑戦していく計画である。


2)OTOファーム(合同会社ナカニシ)
https://www.nakanishi-farm.co.jp



代表の中西哲也氏は、清水参事が提案した地域ブランド米「さんなんリゾット米」の栽培に賛同し、昨年から1トンの生産に挑戦した。今年は生産量をさらに拡大し、加工品原料として活用が進んでいる。
視察では、「さんなんリゾット米」とコシヒカリの穂を比較し、その違いを手に取って確認した。


3)ピエトラグランデ
https://pietra-grande.com



レストラン「ピエトラグランデ」において、同米を原料としたリゾット加工品を試食した。大石豊和シェフが監修し、料理人ならではの工夫を凝らした味わいが提供された。昼食には地元食材を使ったカレーとサラダがふるまわれ、参加者同士の交流も活発に行われた。


4)株式会社芦田ポートリー
https://ashidapoultry.jimdofree.com



午後は、芦田昭也代表の案内で養鶏場および加工所を視察した。卵は機械化されたラインで選別・梱包され、効率的な出荷体制が整えられていることを学んだ。
同社のスイーツ加工品は兵庫県内限定で販売されており、兵庫県売上No.1の「道の駅 丹波おばあちゃんの里」やウェブサイトから購入可能。

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今回の視察では、丹波地域における多彩な農業経営と加工・販売の現場を学ぶことができた。
なちゅらるはーもにーの交流拠点づくり、OTOファームの地域ブランド米の挑戦、芦田ポートリーの養鶏および加工の工夫は、いずれも地域資源を活かした持続可能な農業モデルとして注目に値する。
本視察は、参加者にとって新たな気づきと学びを得る有意義な機会となった。

 

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