インドネシア・南カリマンタン州から訪日団視察

南カリマンタン州・専門学校4校の校長先生一行団
10月7〜8日(大阪・三重・奈良)

 

インドネシア共和国・南カリマンタン州にある4つの専門学校校長を含む10名の方々が農産物加工協会会員・大阪松原市にある幸南食糧株式会社(以下:幸南食糧)と名張市長表敬訪問、農事組合法人三重伊賀里山整備活用組合(以下:三重伊賀里山整備活用組合)、技能実習生&特定技能生の受け入れサポートをするグッドフェローズ協同組合(以下:グッドフェローズ)を訪日視察した。
インドネシアの国土は、日本の約5倍。人口は2.7億人、日本の約2倍となる。現在でも毎年300人近く増加しており、日本の平均年齢が49歳に対し、インドネシアは29歳と非常に若く街が活気に溢れている。
ただ、高校卒業後の就職先が少なく日本での技術取得、移住を希望する若者が多く、これからの日本を支える人材として注目を集めている。

1日目、幸南食糧視察では、橋本太郎・地域活性化研究所所長による幸南食糧の企業紹介をはじめ、川西孝彦社長と校長一行団のディスカッションが通訳を通して交わされ親睦を深めた。

幸南食糧で開発する、多国籍加工食品などの話や技能実習生&特定技能生制度を活用した卒業生の受け入れなど、校長一団は時間の許す限り熱心に意見交換を行った。

その後、食品開発センターに移動し見学しながらスタッフの説明を受ける。一行団は、意欲的に質問を投げ、知見を広げた。

次に名張市に向かい、北川 裕之名張市長を表敬訪問した。
校長一行団は、名張市内高校との交換留学、インターンなどを今後施策の一つとして取り組んでほしいと要望する。また、高校卒業後の受け入れ体制や南カリマンタン州との友好関係についても今後、発展的な関係を懇願した。
名張市では前向きに三重県と相談し、人材不足対策の活路として検討していく方針を示した。
三重伊賀里山整備活用組合では、名張市にあるグッドフェローズ協同組合からインドネシアの技能実習生&特定技能生制度を利用し、雇用している実績もあり、一行団をグッドフェローズ協同組合の研修施設に案内した。
施設では、企業で働く前の研修期間の様子を在籍する4名が説明した。
日本語、業務内容の学習や日本で在住する際の日本の習慣やルールなど、どのように学んでいるか現状を校長一行団に話した。
校長一行団は興味深く、多くの質問を投げかけた。実際の日本での受け入れ体制や研修生たちの生の声を聞くことができ、実りの多い視察となった。

2日目は、並河健天理市長を表敬訪問し、留学・インターン・卒業後の技能実習生&特定技能生を受け入れてほしいと訴え、並川天理市長は現在でも多くの外国人を受け入れ、友好な関係を築いており、これからも多くの受け入れを検討するうえで、インドネシアから優秀な人材を送り出してほしいと伝えた。
その後、奈良県立宇陀高校で開設されているアジア留学生が日本語と介護を学ぶ様子を視察。
介護福祉士試験合格率100%と、優秀な公立高校で仕事に役立つ技術を学ぶことができることにより、日本での移住も視野に入れることができ、日本への留学は今後増えそうだ。
続いて、天理市を拠点に病院を併設した介護老人保健施設「ふくじゅ荘」、奈良東病院、アジア留学生が日本語と介護を学ぶHILS・吐山学園を視察し、多くのアジア人が日本で働いている状態や仕事に必要な日本語を学ぶ学校、資格を取得するための学校があることに校長一行団は、日本に希望を持つことができた訪日視察になったことであろう。

視察協力会社
幸南食糧株式会社
農事組合法人三重伊賀里山整備活用組合
グッドフェローズ協同組合

 

日本側コーディネーター:UIW Solutions
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【インドネシア・南カリマンタン州 訪日団一行】
ぺライハリ高校第2/ロディ ハルトノ校長
テラガサリコタバル高校第1/ヘルワティ ナジュワ校長、ボウォ プリバディ氏
シンパンエンパ高校第4(タナー バンブ)/イカ ユリアナ校長
ハラパン バンサ高校/ハムダニ校長
WPR グループ/スナルト氏、エコ スシラワティ氏
ピスコ/アングリタ サリ氏

 

校長一行団一同と川西孝彦幸南食糧社長

幸南食糧企業説明風景

幸南食糧、食品開発センターでの業務を説明

インドネシア・カリマンタン島に生息するアロワナの銀細工が一行団から寄贈された

北川 裕之名張市長と一行団

インドネシアからの研修生4名

並河健天理市長と一行団

 

 

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