新商品開発のための異業種交流セミナーで、清水参事が講演(2024年7月2日)

7月2日、「農」イノベーションひょうご推進協議会主催の「新商品開発のための異業種交流セミナー」が開催され、NPO法人農産物加工協会 参事であり、「丹波ろじべじ」代表の清水紀光氏が登壇。「OEM加工とは〜県産農林水産物の加工流通における現状について〜」をテーマに講演を行った。

当日は、県内の農林漁業者や食品関連事業者、JA関係者など約30名が参加。清水氏は、これまでの現場経験に基づき、小ロットでの製造方法や、販路開拓における時間とコストの課題について熱量を込めて語った。

講演では、丹波の苺生産者グループ「ICHIGO-ICHIGO」が手がけるブランド苺「夢丹®(むーたん)」の開発事例や、尼崎の伝統野菜「田能の里芋」の価値向上を目指した、関西国際大学教育学部の学生による防災食の開発プロジェクトなど、実際に取り組まれてきた6次化事例が紹介された。

2011年に施行された「六次産業化・地産地消法」は、時代の流れとともにその姿を変えつつある。しかし、清水氏の一貫した取り組みは、6次産業化の本質を見失うことなく、挑戦を続ける後進たちにとって新たな一歩を踏み出す大きなヒントとなったに違いない。

当日は、希望された企業によるショートタイムプレゼンや展示スペースも設けられ、自社の強みやサービスをアピールするプレゼンテーションが行われたほか、商品やパンフレットの配布を通じて積極的なPRが展開された。

本取り組みは、兵庫県の農業を力強く支える基盤として、今後の発展に向けて重要な役割を果たすことが期待されている。地域資源を活かした新たな価値創出の動きとして、関係者からはその可能性に大きな期待が寄せられている。

登壇する清水参事

清水参事が携わった開発商品の一部

 

会場風景

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